茶道に居合、登山、釣り、お神輿、ボクシング、ドローン、ゲーム――集まったパパたちの趣味は実にさまざま。
9月24日の川崎パパ塾のテーマは「親の趣味の押し付け?アリ?ナシ?」。自分の好きなことを子どもにもやってほしい、でも無理強いはしたくない――正解のないこの問いを、会場とオンラインのパパたちが本音で語り合いました。
生後4ヶ月パパの、正直な問い
進行役は、茶道の先生の資格を今年取得したばかりの生方パパ。
居合・登山・スキー・食べ歩きも合わせて趣味は5つという多趣味ぶりです。
そんな生方パパがまず投げかけたのは、生後4ヶ月の新米パパとしての率直な悩みでした。
「子どもが生まれる前の趣味、みんな続けてる?やめた?」――対人ゲーム(FPS)が好きだけれど、赤ちゃんがいるといつ中断するか分からず遊べない、というもやもやです。
「やめなくていい」が多数派だった
出てきた答えは意外にも「そこまで我慢していない」が多数派。
あるパパは「子どもが生まれても生活を変えるつもりはない。夫婦で完全に独立した時間を作り、片方が出かける間はもう片方が子どもを見る」というスタイルを紹介。
別のパパも「親が好きに生活して、それを子どもが見て、真似したければすればいい」と。
共通していたのは、子どものために趣味を我慢するより、親が楽しんでいる姿を見せることのほうが大事という感覚でした。
子どもは、ちゃんと見て、自分で選ぶ
子育ての先輩からは経験談も。
「一歳ぐらいで子どもには明らかな自我があって、放っておいてもずっとやっていることが、その子の好きなこと」。
長女は踊り、次女は絵――親が勧めたものではなく、子ども自身が夢中になれるものへ自然と進んでいったといいます。
逆に「親に短歌を勧められ続けて、今も苦手」という“逆の経験”も語られ、押しつけの難しさが浮き彫りになりました。
趣味に「いい・悪い」はない
ゲームやYouTubeを「やらせたくない」と悩む声には、「やり続けられること自体が才能」「大事なのはバランス。他の生活が疎かになっていないか」という視点が。
世間の物差し(本はいい、漫画はダメ等)に振り回されず、親自身がその趣味を楽しみ、納得できているかどうかが軸になる、という話に落ち着きました。
生方パパの締めくくりは、「親がどれだけ夢中になれるか。その姿を見せることが入り口で、やるかやらないかは子どもの選択」。
おまけ:お茶と、戦国時代の話
後半は生方パパによる茶道体験。
抹茶とお団子・もみじの和菓子をいただきながら、「お茶は本来もっとラフに楽しんでいい。野球でグローブは自分のを使っても、グラウンドは買わないですよね。茶室や道具は先生に任せればいいんです」と、茶道のハードルを下げる話も。
さらに戦国時代、刀を外して膝をつき合わせる茶室が“究極の信頼関係”と外交の場だった歴史まで、話は尽きませんでした。
お知らせ
川崎パパ塾では、10月11日(日)開催の地域アートイベント「街ナカアート2026」に、茶道体験ブースで参加します。
場所は中原平和公園(野外音楽堂周辺/東急東横線・元住吉駅より徒歩5分)、入場無料です。
当日のお手伝い・見学など、気になる方はお気軽にお声がけください。