秋鹿パパ

第4話:家族帯同


転勤した時、長女は小4、次女は年少。妻もあまり体が丈夫な方ではないので置いては行けず、子供達の終業式を待って家族を呼び寄せることにした。転勤が決まった時、大泣きしてトイレに篭って出てこなかった長女も最終的には一緒についていくと言ってくれたのは嬉しかった。ただ親としては申し訳ない気持ちであった。

4月、春休みを利用して家族を赴任地へ呼び寄せて新生活が始まった。長女は担任の先生のおかげですんなりと新しい学校に馴染めたが、次女は新しい幼稚園に馴染めず、3ヶ月ほど登園拒否に近い状態が続いた。ついでに新しい制服など一式を揃えて結構散財したのを覚えている。

転勤は引っ越し以外にも金がかかるものだ。

そうこうしているうちに子供達も新生活に慣れていった。新居は会社の規定で狭い賃貸住まい、家賃の自己負担もあって不満もあったが、とりあえず家族に笑顔が戻ってひと安心。季節は春から夏へと移りお盆休みを迎えた。

 





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