本講座は「(公財)かわさき市民公益活動助成金事業」の活動です。
こんにちは。今回、講師役を担当させて頂きました川崎パパ塾の新田です。
アドラー心理学の学友でもある竹内ママが所属する異世代交流ラボとのコラボ企画。
パパ4名ママ4名。お孫さんがいらっしゃる方も含め、今まで経験したことのない刺激がありました!
今回も「9月に開催したアドラー式子育て講座」と同様にワークショップが中心でした。そして今回の目玉がパパとママのクラス会議。どんな講座だったのか振り返ります。
スポンサーリンク
目次
3つのワーク
※グラレコ制作:富久パパ
ワーク1 インタビュー
最初のワークショップはインタビュー。
アドラー心理学の目指す共同体感覚の基本とも言える「相手の関心に関心を持つ」を体験して頂きました。
それぞれたった数分のインタビューなのですが、参加者の距離が一気に縮まります。
もっとその人のことを知りたい!と盛り上がってきたところで終了です。
ワークショップの後は、なんだか素敵な人に出会えたなあと思えちゃうんです。
まさにその感覚が共同体感覚なんです。
ワーク2 上から怒る
アドラー式子育てでは、親子関係をタテの関係ではなくヨコの関係と捉えることを推奨しています。
タテとヨコを体験してもらうワークショップです。
1人は立ち、1人は座って、上から下に怒るワークをしました。
参加者はみんな優しいので笑いながらとなりました(^^)
竹内ママにもデモンストレーションをして頂きました。
家事を上手くこなせない新田パパへのママの怒りという設定です。
迫力のある怒りでした。
とうてい家事をする気にはなれずです。
怒りのワークの後は、アドラー式勇気づけ風にパパにお願いするという設定です。
次からは頑張ろうという気持ちになりました!
ワーク3 クラス会議
今回の講座のメインである、パパとママが集まってみんなで子育ての悩みを解決するというワークショップです。
アドラーとその後継者達がイチ押しのアドラー式クラス会議の形式で進めました。
輪になってみんなの顔が見える状態で、ひとりの悩みをみんな一人ひとりから解決案を出してもらいます。
いろんな解決案が出てきました。みんな真剣に考えてくれました!
悩みを打ち明けた方はみんなに真剣に考えてもらうこと自体がとても嬉しくなります。
解決案を出す方も役に立つ気持ちになります。
お互いに幸せな気持ちになるんです。
それでは、クラス会議の中身も少し覗いてみましょう。
1つ目の悩みは「好き嫌いの激しい子が友達とうまくやるには?」
いろんな解決案が出ました。
- 学年主任に相談する
- 嫌いな子のいい所を聞いてみる(受容した上で)
- 子どもの話をとにかく聴く
- 「〇〇ちゃんと楽しかったことは?」
- 見守る
- 実害が有れば学校を休ませる
- 「好き嫌い」という感性を認める
- 共感する。クラス会議をする。
- まず聞く。求められればアドバイスする
ホント、いろんなアドバイスが出ました。そして相談者はいくつかを選びます。
きっと、家に帰って実行する時に、真剣に考えてくれたみんなのことを思い出すと予想しています。
そして、もはや、悩みが悩みでなくなっているかもしれません。(私が相談者になった時がそうでした!)
2つ目の悩みは「おかしのゴミをちゃんと片付けてもらうには?」
4番の「なぞなぞ形式で言ってみる」なんて笑えました(^^) 「いつも床に落ちているものはなぁに」と言うアイデアです。
ユーモアですね。言い方によっては怖いかもしれませんが、アドラー式クラス会議の底力を改めて実感した講座となりました。
こうしてパパとママが輪になって話し合うのって凄くいいです。
また、やりたいと思いました。
市民講師をしてみて(講師の感想)
異世代交流ラボ(働くママ部)とのコラボ企画。
開催場所もお洒落なスペースと、初めてづくしの今回の講座でした。
始まる前はリラックスしていたのですが、講座が始まるとなぜか緊張してきました。
声が震える場面もありましたが、温かい参加者の皆さんと一緒に講師役をしてくださった竹内ママのお陰で、幸せいっぱいの2時間となりました。
新田パパ(川崎パパ塾)
今回のメインでもある私が楽しみにしていたパパとママのクラス会議。改めてアドラー式クラス会議の底力を実感しました!
みんな真剣に悩みの解決策を考えて、多種多様の解決案が出ました。
この調子で行ったら、解決できない悩みなんてないんじゃないかと思えるくらいの勢いでした。
決して1人では考え付かないような意見が沢山出てくるんです。
自分の悩みにも関連することもあり、この解決案、試してみたい!と思えるような目からウロコものも沢山ありました。
そして、なんといっても、クラス会議は共同体感覚に溢れています。
ありのままの自分でいいんだという感覚。信頼できる仲間。
どんな意見でも役に立っているという感覚。そんな雰囲気が何故か形成される不思議な力がありました。
パパとママが集まるコラボ企画。またやりたいと思います。
竹内ママ(異世代交流ラボ)
普段、ママ同士で子育ての話をすることはありますが、パパ(しかも皆さん、とてもイクメン!)や、お孫さんがいらっしゃる方と子育てについて話し合う機会はなかなかないので、新鮮な体験でした。
「好き嫌いがはげしい子が友達とうまくやるには?」というお悩みに対して、「乱暴な子がイヤだと感じる感性も、個性として大切にする」という意見がでた時は、思わず「なるほど!」と思いました。
一人で考えているだけでは、どうしても自分の思い込みの枠から抜けることができません。悩みを誰かと共有することの大切さを改めて感じました。
子育てに正解も不正解もない!一人一人、違う意見があっていい!ということが、腹に落ちた講座でした。
参加者の皆さん、ありがとうございました^_^
受講生の声
パパ塾の皆さんは 良いパパ良い夫になろうと思っていることが伝わってきて、優しい方ばかりだと思いました。
異世代交流ラボとの共催でいろいろな立場や考えがあり、それぞれが改めて深く考える良いきっかけになったと思います。
もっと時間が欲しいと思うくらい有意義な会だったと思いました。
ありがとうございました。
旧パパだった おじいちゃんたちも NHKの「ようこそ先輩」という番組のように
世の役に立つことがあることを認識できる企画があるといいなあと思いますが 難しいですよね~笑
熟年男性も子育てに参加してほしいと思っていますので・・・^^
川崎パパ塾の新田さんと異世代交流ラボの竹内さんとのコラボ企画とのことで、とても楽しみに参加させていただきました。
初めての参加でしたが、皆さんの暖かな気持ちを感じて安心して過ごすことができました。
ママさんやパパさん、また様々な世代の方々との意見交換、交流を通じて、答えは一つではないし、いろんな角度からの視点で物事を捉えることが大切であることを学びました。
後半のクラス会議のワークは、私が今回の参加で楽しみにしていた一つでした。一人の方のテーマをみんなで考え、案を出し合い、意見を交えるので、皆さんの経験がここぞとばかりに活かされます。また、私が挙げたテーマについても皆さんが真剣に解決案を考えてくれることに嬉しさを感じました。まさしく共同体感覚を得る場となりました。
自分にプラスの学びとなったことはもちろんで、これからもハッピーに過ごしたいと思います。
楽しい時間をありがとうございました。
アドラー心理学ならではのポイントをもっと聞きたかったので、もう少し時間が欲しかったですが、内容はとても満足しています。
異世代交流ラボのママさんとコラボしたことで、パパママ両方の目線で議論できたのでとても参考になりました!
次回のパパ講座は?
2019年度、川崎パパ塾の講座コンセプトは、100%市民講師を目標にしています。
その目的は、パパを経験することで、色々なノウハウを培ったパパ達が、次世代のパパ達へ伝えていくことです。
2019年度は、講座は全部で9講座、イベントは3つ予定します。
現在、着々と準備中の講座を、ちょっとだけお知らせしちゃいます。
子供と一緒にお菓子を作ろう!〜料理は家事の花形?【2020.2.22】
ご協賛各種のご紹介
■ご協賛社さま
・ナイス株式会社
・小杉ママのチャリティーユース
・はり・きゅう・マッサージ治療院alto
■ご協力社さま
・(公財)かわさき市民公益活動助成金事業
・武蔵小杉ライフ
・なかはらミュージカル・・・(特設ページ)
■ご後援団体さま
・NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント