本講座は「(公財)かわさき市民公益活動助成金事業」の活動です。
川崎パパ塾の市川です。
あなたは、子どもと、ちゃんと遊んでいますか?
- 子どもに「遊びの達人」と言われるほど、たくさんの遊びを知っていますか?
- 子どもに「パパと遊ぶと楽しい」と言われてますか?
- そして、あなたの子ども以外(地域の子ども達)と遊んでいますか?
今回は、「遊び」を、このような3つの側面で考える大切な講座でした。
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目次
「パパは遊びの達人」とは、そもそも何なの?
この講座「パパは遊びの達人」で、みなさんにお伝えしたかったのは、あなたが子どもと遊ぶ時の「遊び、遊び方」についての「振り返り」です。
この振り返りは、他の参加者「パパ」がどのような「遊び、遊び方」をしているのかを共有することで見えてくるものがたくさんあるんです。
たくさんの遊びを知っている
まず参加者同士、昔どのような遊びをしていたのか?そして今、自身の子どもと、どのような遊びをしているのかについて共有しました。
参加したパパは異世代ということもあり、子ども時代に流行った遊びが違うので、色々な再発見があるようでした。
そして、若い世代のパパからは「ネットでたくさん紹介してますよ」と言ったように、若い世代のパパらしい意見もありました。
あなたの遊び方で、楽しませてますか?
どんなにたくさんの遊びを知っていても、あなたは楽しんで遊んでいますか?
また、あなたと遊んでいる子どもは、楽しんで遊んでいますか?
まさか、お子さんに、ルールや強くなって欲しいことを意識して、教え込んだり、指示が多くなっていませんか?
そして、最終的に、いつもお子さんは、つまんなそうになっていませんか?
そんな「遊び方」について、子役とパパ役に分かれてロープレを実践し、「どうしたら良かったのか?」などを話し合いました。
自分の子ども以外(地域の子ども達)と遊んでいるか?
そもそも、あなたは「子どもと、ちゃんと遊べてますか?」と聞かれた時、ほとんどの場合、自身のお子様を想定しますよね?
川崎パパ塾では「地域で育てる子育て社会」を目的に、「パパは、自身のお子様だけでなく、地域の子ども達と、もっと遊べ!」と、地域のパパ達へ伝えています。
そして、これまでの活動の中で培った、地域の子ども達とのエピソードも共有しました。
特に、他のパパが子ども達とふれあっている姿は、パパにとっては何よりの教科書であり、どんどんパクって欲しいとお伝えしました。
遊びを心理学的に分析?
こんな話題がパパ達の中で盛り上がりました。
例えば、あなたはお子様とオセロをしていたとします。
途中、どうやってもパパが勝つのが明確になり、そしてお子様がこんなことを言ったら・・・、
「もうやだ!つまんない!オセロやめる~」
よくある光景ですよね?
あなたなら、どうしますか?
- 負けと分かっても、最後までやらせる
※最後までやり抜く力をつけさせる - 白黒を反対にするなどして、譲歩する
※少しでも楽しくなるように工夫する - 楽しくないのならゲームをやめる
※無理にさせない
もちろん、正解はなく、答えはその他にも色々と出てくると思います。
ご参加いただいたパパ達は、それぞれに、どのように対応すべきなのか?色々な意見が飛び交っていました。
アドラー式子育てに登壇した、新田パパに聞きました
10月の講座で「アドラー式子育て」に登壇した新田パパに、この問題について後日、聞いてみました。
アドラー的には、相手が幼児さんだったら、ほぼ②だと思います。楽しさ優先で。
小学生なら①と②の両方。人は向上心や成長したいという欲求があるので。あと、小学生になってくると、対戦は、勝ったり負けたりが面白いということもあるので。
対戦のコミュニケーションのなかで、負けて、悔しい思いをするかもしれません。
子供によっては悔しくて泣くかも。その時は、共感を示して、悔しかったよね。もっと強くなりたい?みたいな感じで、共感に徹します。
落ち着いたら、じゃあ、強くなる方法覚えたい?みたいな感じで、角や隅を撮る方法をおしえたり。お父さんが強すぎたら面白くないよね。
対戦を楽しむ方法として、レベル1お父さんからレベル5お父さん、どれにする?とか。小学生の場合、向上心を満たしつつ、強くなる過程も経験しつつ、対戦の楽しさも保つ。
子供が怒りだすハプニングがおきたら、共感で乗り切る。
共感のポイントとしては、怒り感情の第一感情(怒りの前にある感情)と目的に着目です。
この場合の怒りの第一感情は、悔しさ。目的は、強くなりたいとか、勝ちたいとか、楽しみたいとか。だと思います。
個人的には、できれば、対戦は、勝ち負けよりも過程を楽しんだり、成長を楽しむ、ということを教えたいです。
やはり、勝ったり負けたりと、強くなっていく過程が楽しいと思うので。
ハプニング時は、共感が鉄板の対応になります。
強くなってきたら、それいい手だね、とか、勇気づけ。
負けても楽しそうにしてたら、勝ったり負けたりが、面白いよね、と勇気づけ。
アドラー的には、そんな感じです(^-^;
パパのアイデアは、遊びをパワーアップさせる!
今回の講座では、1970年代末期に男子小学生を中心に大流行した「スーパーカー消しゴム」をご紹介しました。
運営側としても、講座をより楽しんでもらうため、コースレイアウトを昔、私達の地域にあった「多摩川スピードウェイ」をモチーフに、大きなパネルで手作りしました。
このようなパネルを作りながら、運営者側としても、1つ気づきがあったのです。
おそらくスーパーカー消しゴムが大流行した時は、学校の机の上に筆箱を置いて、その周りで競争をさせるようなものでした。
そこに、パパのアイデアが加わると、このように遊びがパワーアップすることに気付いたのです。
つまり、単純に遊びを伝えるのではなく、あなたのアイデアで、楽しさは無限に広がることも、講座の最後に伝えさせていただきました。
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なかはら子ども未来フェスタで、パパの遊びがパワーアップします!
今回、作成したスーパーカー消しゴム用のコースレイアウトを利用して、地域の子ども達とふれあうイベントがあります。
まさに、スタッフとして参加するパパにとっては、自身のお子様ではない地域の子ども達とのふれあいの場です。
ぜひ、ご興味のある人は、イベントのゲスト(お客様)としてだけでなく、ホスト側(スタッフ)としてもご参加ください。
パパ講座の市民講師をしてみて(講師の感想)
いや~、今回はちょっと苦労しました。
なぜなら、講座のテーマが単純なだけに、どのように深掘りし何を伝えるのか?
前例もない講座なので、ゼロベースで考えていくのに時間がかかりましたね。(^^;
ただ、今回の講座で伝えたかったのは・・・、
パパは子ども達と正しく遊べているのか?
子ども達は、パパと遊んで心から楽しんでいるのか?
そんなパパの遊びに対して、自身で棚卸をしてみる機会を提供したかった。
なので、ご参加していただいたパパ達の心の中に、何かを残せていたら嬉しいです。
受講生の声:「パパは遊びの達人」を受講してみて
初めての参加でしたが最初から皆さんと気軽にお話しが出来て良かったです。知らなかった遊びや独自ルールに驚き、「あ!知っている!」とすっかり忘れていた遊びと共に過去の記憶を思い出したりとなんだか脳が活性化されました。
スーパーカー消しゴムを多摩川スピードウェイを模したコースで遊ぶのは、子どもが街の歴史にも興味が持ててとても良い試みだとおもいました。まさに「温故知新」を感じた講座でした。
オセロの話しですが私の場合、目的が「子どもと楽しむ時間にしたい」ならやめたり、特別ルールでハンデをつけたり、とにかく子どもが楽しめる事に切り替えます。目的が「オセロを最後までやり通してもらいたい」なら、一旦ゲームを止めて気持ちを伝えて、理解してもらえたら再開する。と考えます。
今回の講座内容を見て、懐かしい遊びがたくさんあり話が聞いてみたいと思い参加しました。
参加しての感想は、皆さんいろいろな遊びをご存じで私も知らない遊びとかもいくつかありました。同じ遊びでも呼び方やルールが違っているのだなと思いました。
また講座の中で1番の驚きは、多摩川にサーキットがあったという話でした。住んでいる地域の事に関しても新たな発見でした。今回も貴重な講座をありがとうございました。。
今回の講座内自己紹介時に紹介出来なかった遊びを一部記載させて頂きます。
•カバン(ランドセル)持ち:ジャンケンで負けた人が、全員のカバンを電柱3本分持つ。場所によって間隔の長短があったり、坂道手前で負けると大変!
•ジャンケン階段上り(下り):グーは「グリコ」、チョキは「チヨコレート」、パーは「パイナツプル」分進む遊び。学校帰りによく100段階段で実施!
•石蹴り:コンコン石と呼ばれていた粘土質の石を学校の行き帰りに蹴り、まん丸になるまでずっと続ける。帰宅後は家に保管。いいところまで行っても途中で割れてしまう事も…
•秘密基地遊び:簡単な屋根付きのスペースを作り、そこにみんなでお菓子を持ち寄って食べたり、草むらで拾ったちょっとエッチな本を隠しておく事も…
•草っぱら斜面滑り:ダンボールをお尻の下に敷き、ひたすら何度も滑り続ける。あまりの楽しさに、あと何回、ラスト1回がずっと続く事になる!
•砂山棒刺し遊び:砂の山に順番に鉄の棒を刺し、相手の棒を倒す遊び。各々独自の投げ方をしなければならないルールで、他の人と同じ投げ方をしてはいけない。微妙に投げ方を変え、その都度友達の判断を仰ぐ。一度登校前に遊び始めてしまい、みんな揃って遅刻した事も…
居心地の良いノスタルジックな時間でした。
テーマが「遊びの達人」と知り、ぜひ参加したいと思いました。講座前は子どもの頃に遊んだ遊び…と言ってもあまり思いだせませんでしたが、講座内で参加者の皆さんのお話を聞きながら「あーやった、やった」と思いだしながら懐かしく思いました。
普段の講座スタイルとは一味違った座談会のような雰囲気がとても楽しかったです。
ロープレでは、子どもと遊ぶ時は効果音や擬音を取り入れるとワクワク感が増して楽しくなるテクニックを学び、すぐに実践したいと思いました。
子どもを楽しませようとするのではなく、自分が楽しむことが遊びの達人への第一歩と感じた講座でした。
自分が子供の時、どうやって遊んでたかな?と考えたときあんまり思い浮かぶものがなく、野山を駆けずり回り、釣りをしてたくらいかな???と思ってました。
しかし皆さんの話を聞いてみると、あ、それやった!って言うのも結構有り、自分が忘れてるだけだと言うことを感じました。こんな状態で何もないときに、どうやって子供と遊ぶか?!これでは思いつきません(笑)おそらく子供達のような頭の柔らかさが無い大人は一生懸命遊ばないと子供たちにはついていけないんでしょうね。これからも一生懸命遊びます!
私が大切にしているのは「こどもよりも楽しむ」そうは言っても異性のせいなのかなかなか楽しめず…だから今のボランティアをしているのかもしれないです。
この講座は休日の昼間に「40代前半、40代後半」などブースを分けて遊びをやったら面白いかもしれませんね!私はこどもよりも夢中になるパパをみたいです!ママの遊びも聞いてみたいですね〜懐かしのボードゲーム大会とか!遊びって童心にかえることが出来て本当に楽しいですね!
未来フェスタで「子ども頃流行った遊び。想い出の遊び」アンケートしてみては?
世代も育った地域もバラバラな皆さんの幼少期の「遊び」についてお話を伺えてとても楽しかったです。小さい頃に流行った遊びの話はいくつになっても盛り上がりますし、まさに昔話に花が咲いたなー、と感じました。
息子と家で遊ぶときは「なにしようか」っと息子に聞いて考えてもらうことが多いですが、たまにはこちらから「○○して遊ぼうよー」と誘ってみたいと思います。例えば昔得意だったコインサッカーやコインバスケは、小学生の息子とやったら絶対白熱すると思いますし、想像するとワクワクします。
そして何より「遊んであげる」ではなくて「一緒に楽しんで遊ぶ」ができるようにする工夫が大事だなぁと思いました。お互いが楽しめるルールを決めたり、レベル設定したり、パパばっかり勝ってしまわない仕組みを考えたり。
今後はもっと能動的に、息子と遊ぶことを楽しんでいきたいと思います。
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川崎パパ塾の今後の予定
2019年度、川崎パパ塾の講座コンセプトは、100%市民講師を目標にしています。
その目的は、パパを経験することで、色々なノウハウを培ったパパ達が、次世代のパパ達へ伝えていくことです。
現在、準備中の講座を、ちょっとだけお知らせしちゃいます
スーパーカー消しゴム選手権!《2019.11.30》
11月30日(土)にイベント「スーパーカー消しゴム選手権」を開催します。
パパの子ども時代に大人気だった遊びを、地域の子ども達に伝えます!
コースレイアウトは、昔、私達の地域にあった日本・アジア初のサーキット場「多摩川スピードウェイ」をモチーフに手作りしました!
協力:多摩川スピードウェイの会
イベントは「なかはら子ども未来フェスタ」の中で出展します!
是非ご参加くださいね!(^^;
今日から実践!家族が笑顔で暮らすための片付け習慣術《2019.12.12》
2019年の最後に登壇する市民講師のパパは「大村パパ」
この「片付け講座」でお伝えしたいのは“整理整頓”や“収納”ではでなく、もっと深い「片付けの本質」です。
この講座に参加すると、片付けが習慣化していき、家族の夢や目標も叶えることができることでしょう!
講座の終了後、パパ友作りの一環として開催している懇親会ですが、今回は講座の会場も含めて、コスギカレー(新丸子)さんで開催します。
登壇した際の苦労話や、もう一度聞いてみたい、あの真相?など、1年を振り返ります。是非ご参加くださいね!
※飲み放題付き、プチ宴会メニューです!
アドラー心理学で『子育て』を楽にする4つの考え方【2020.1.25】
9月に開催し満席になった人気講座「アドラー式子育て」を、他団体「異世代交流ラボ」とコラボレーションして、内容をパワーアップさせて開催します。
いつもはパパ参加が多い川崎パパ塾ですが、この講座では異世代の人達が大勢参加し、様々な考え方を共有し、あらたな気づきを得ることができます。
今回は異世代交流ラボとコラボレーションすることで、普段の生活では巡り合うことがなかった異世代の人達と交流、そして新たな気付きに出会えるプログラムです。
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