2020年度パパ講座レポート

【講座レポート】アドラー式「家族会議の開き方」


こんにちは。今回、講師役を務めさせて頂いた川崎パパ塾の新田です。

オンライン講座ということで最初に悩んだのが開催日時でした。

アドラー心理学の学友のママ友にも相談しました。

そして候補に上がってきたのが金曜日の22時

10名ほどを目指していましたが、嬉しいことに予想を上回る30名以上の方に申し込みを頂きました。

準備にも余計に緊張と気合いが入ってきました(^^)

寝かしつけが終わって、次の日の用意も気にしなくていい日時ということもあり、沢山のママ達にも参加して頂きました。

 

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アドラー式「家族会議の開き方」で伝えかたっかこと

家族会議とは、アドラーとその後継者達が推奨する、アドラー心理学を基礎とした民主的な会議のことで、共同体感覚の育成が主な目的です。

(引用元:家族会議を久しぶりに開催

コロナ禍で家族と過ごす時間が増えて、私自身も家族会議を定期的に始めることになり、是非、川崎パパ塾で家族会議の良さを伝えたいと思っていたんです。

共同体感覚とは

まずはじめに説明させて頂いたのが、アドラー心理学の目標でもある共同体感覚です。

家族会議の目的でもある共同体感覚とは「一体感」や「繋がり感覚」のようなもので下記の要素を含みます。

  • 所属感・・・みんな仲間
  • 安心感・・・安心出来る居場所
  • 自信・・・私はできる
  • 貢献感・・・私は役に立っている
  • 自己受容・・・ありのままの私でいい
  • 勇気・・・失敗しても大丈夫

参考資料ーThe Creative Force[Betty Lou]ーCrucial Cs。
引用元:パパのためのハッピーアドラーライフ

子どもが自立して自分もみんなも幸せになる大切な要素とされています。

家族会議を定期的に実施することで、子どもの共同体感覚が育ち、家族全体にもそんな感覚が広がっていくんです。

家族会議を実施する上で押さえておきたい価値観と姿勢

共同体感覚に繋がる価値観や姿勢があります。

これらを意識することで、より効果的な家族会議を実施することができます。

  • 相互尊重・・・みんな違うメガネをかけている。違いを認めて自分も相手も大切に。
  • 相互信頼・・・無条件の信頼。条件付きの信用と異なる。心配から信頼へ。信頼は勇気づけの第一歩。
  • 共感・・・相手の立場で見て聞いて感じる。相手の関心に関心を持つ。相手のメガネもかけてみる。
  • 協力・・・共通の目的に向かって解決策を考える。
  • 平等・・・役割の違いはあるかもしれないけど人間としては平等。よこの関係。
  • 寛容・・・意見が違ったっていい。不完全でもいい。みんないい目的に向かっている。

(参考資料ーアドラー心理学入門[岩井俊憲]ーよい人間関係を築くための6つの姿勢。引用元:パパのためのハッピーアドラーライフ)

上記の価値観は家族会議を実施する上での大切なマインドとなります。

 

勇気づけと褒め方のポイント

家族会議の重要な要素となる褒め方について説明しました。

その基本となるのが「あうただ」と「かぐし」です。

  • ありがとう、嬉しい、助かる、大好きで、勇気づけ。
  • 褒める時は、過程に注目して、具体的に。

そして、時には質問をします。

保育園で他の子が「明日遊園地に行くの~」と寄ってきたらどうしますか?

子どもが「縄跳びできた~。見て見て~」と嬉しそうに言ってきたらどうしますか?

例を交えて、効果的な褒め方について演習しました。

 

家族会議の実施方法

アドラー心理学の大切なエッセンスを説明させて頂いた後は、家族会議のデモンストレーションとロールプレイに移りました。

家族会議の大まかな流れは以下になります。

  1. 賛辞と感謝
  2. 過去の解決案の評価
  3. 今回の解決すべき議題
  4. 予定を立てる(イベントや外食など)
  5. 楽しいアクティビティやデザート

「Positive Discipline」より翻訳して引用

最初に私がパパ役となり、ママと子ども2人のボランティアを募集しました。

オンラインでしたが、こころよく、ボランティアを引き受けて頂きました。

デモンストレーションに選んだテーマは実際の家族会議の議題にもなった任天堂スイッチを買うかどうかについてでした。

うーん。普段の家族会議を想像しながらやりましたが、なんだか、ぎこちなかったかもしれません。

でも、文章では伝わりにくい、家族会議の雰囲気は伝わったことと思います!

そして、いよいよロールプレイ❣️

家族会議の議長となるパパ役も募集しました。

参加者の方々の感想で共通していたのが、家族からの感謝の言葉に勇気づけられたとのことです。

ロープレの家族の言葉にも関わらずです!

初めての体験にもかかわらず、本当の家族会議のようになったのではないかと思います。

ロープレに参加してくれた皆さん。

温かく見守ってくださった皆さん。積極的に相槌をしてくださる方もいらっしゃいました。

どうもありがとうございました。

家族会議の実施方法の詳細は私のブログ記事でも講座と同じ内容のものを紹介しています。

アドラー心理学のエッセンスが詰まった家族会議。実際に試して頂けたらとても嬉しいです。

 

受講生の声:家族会議の開き方に参加してみて

早速、実践してみます

家族会議って難しい、という印象でしたが「任天堂Switchを買うか」という議題例が分かりやすく、すんなり理解出来、自宅でも取り組みやすく感じました。(我が家は親がSwitchやりたくて買いましたが…) 幼児のうちからブレインストーミングとか難しい言葉に触れて賢くなりそうですね。

新しいアタリマエにしたい

あらためて「家族」というチーム、 「家庭」という居場所について思いを巡らす豊かな時間になりました。 家族は、信頼できる味方 家庭は、安心感と帰属感に満ちた場所 外の世界に勇気を持って飛び出すためにも、家族と家庭から得られる共同体感覚は大切な足場ですね。 「家族なんだから言わなくてもわかる」 「家族間・夫婦間では〝ありがとう〟を省略しがち」 そんな「昭和な家族観」に、 日々の「あうただ+かぐし」 時々の「家族会議」を、 新しいアタリマエにしたい!! 私も楽しみながら実践します。 ありがとうございました。

 

 

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