新田パパ

「信頼」して自分のお口をチャックしてみよう!


アドラー心理学を基礎とした「勇気づけの子育て」を実践している、アドラー勇気づけパパの新田浩也(にったひろなり)です。

ちょっとコラムを書くようになりましたので、よろしくお願いします。

アドラー心理学は、「勇気づけの心理学」としても知られています。

アドラー勇気づけ勉強会[ELM講座](ヒューマン•ギルド開発)では「勇気づけ」を以下と説明しています。

「勇気づけ」とは「困難を克服する活力を与えること」

それをふまえてですが、「勇気づけの子育て」の目的の1つに・・・、

子供が困難を克服できるように自立することが挙げられます。

 

子供を信頼して失敗を経験させるということ

今回のコラムでは、この一点が伝われば幸いです。

子供に失敗を経験させる重要性/アドラー心理学より

子供が失敗しないように、つい、先回りしてしまうことはありませんでしょうか?

「そんなところにコップを置いていたらこぼすよ!」

「忘れ物ない?」

「早くしないと遅刻するよ!」

あるあるですね。

同様のあるある、もっと、たくさん出てくると思います。

 

失敗させたくないというのが親心というものです。

その親心をおそらく子供も理解しており、感謝さえしてくれることもあるかもしれません。

でも、本当にそうなんでしょうか?

親が子供の失敗を回避させるように守り続けることは可能でしょうか?

いつか子供は巣立っていきます。

 

大人になって、挫折することもあるでしょう。

であれば、子供のうちに、出来るだけ失敗を経験して、失敗しても大丈夫、自分は困難を克服できる、失敗しても自分の価値は変わらない

・・・失敗から学ぶことは多い、という経験をした方が、子供のためになるのではないでしょうか?

重要なのは失敗をした時の「勇気づけ」

子供が失敗をした時、どんな言葉をかけれるでしょうか?

子供が端っこに置いていたコップを落とした時

「だからそんなところに置いていたらこぼすって言ったでしょ!」そして、文句を言いながら、後片付け。

これも、子供を心配しての言葉だと思います。

 

忙しい時にこぼされたら、愚痴も言いたくなるでしょう。

(もちろん、そんな自分も責めないで、認めてあげてくださいね)

でも、子供はどんな気持ちになるでしょうか?

自分が仕事でミスをした時に、上司に、ミスを責められてばかりいたら?

(3歳くらいを想定)

「こぼれちゃったね。一緒にお片づけしようね」

そして、

「どうしてこぼれちゃったんだろうね」

と考えさせてはどうでしょうか。

3歳にもなると、結構、考えるのではないでしょうか?

「そうね。そこに置いておいた方がいいね」

となるかもしれませんし。

「こっちとこっち。どっちに置いた方が良かったかな」

と選択させるのもいいと思います。

自己効力感を育てる

選択させても、自分で考えて決定した、ということを実感すると思います。

(ちょっと大げさな言い方ですが、「わたしならできる!」「僕ならできる!」という、自己効力感も育まれます)

この方が、「そんなところに置いていたら、こぼしちゃうよ」と言い続けるより、早くにこぼさないようになるのではないでしょうか?

もちろん、命に関わるような失敗は除いて、年齢にあった見守り方という前提です。

是非、子供の力を信頼して、失敗を恐れずに、いろんな経験をさせてあげたいものです。

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