こんにちは。仕事では「片付け部長」、プライベートでは「片付けパパ」として「思考の整理・片付け」を研究・実践している大村信夫です。
早いもので、今年も残すところあと2ヵ月、年末が近づいてきましたね。
ご家庭に住宅ローンや生命保険などの年末調整のお知らせが届いた方も多いのではないでしょうか?
年末調整によって税金の控除が受けられ、家計における経済効果が高いので皆さん忘れずにやりましょうね。
でも、片付けによって、家計に対する経済効果があることをご存知でしょうか?
場合によっては年末調整よりも効果があるかも知れません。
片付けによる経済効果
このコラムでも何度かお話ししていますが・・・、
片付けにおける整理とは「不必要なモノを取り除くこと」です。
その整理によって、3つの効果があると言われています。
1.時間的効果
2.経済的効果
3.精神的効果
今回は、「2.経済的効果」についてお話ししたいと思います。
経済的効果にも種類がある
経済的効果にも大きく2つあります。
(1) 二度買いやムダ買いがなくなる
(2) 居住スペースや家賃のムダを省く
があります。
(1)二度買いやムダ買いがなくなる
まず、「(1)二度買いやムダ買いがなくなる」に関してご紹介します。
例えば、探し物が見つからないからと言って、文房具や雑貨などを買い足してしまう経験はありませんか?
そして年末の大掃除などで見つかり(例えば「爪切り」「筆ペン」「体温計」など)、ムダになってしまう。
我が家ではかなりありました。
しかし・・・、
整理をすることによって探し物が少なくなり、その結果、ムダ買いがなくなることで、買わずに済んだ購入代金が節約できるというものです。
これは割と分かりやすいですよね。
(2)居住スペースや家賃のムダを省く
そして着目していただきたいのが、「(2)居住スペースや家賃のムダを省く」の経済的インパクトです。
これに関しては、具体的な事例と、具体的な金額で説明したいと思います。
■「開かずの間」にも費用が掛かっている
これは実際の私の知人宅(マンション)のケースです。
以前訪問した際に、家中はとても片付いていたのですが、一部屋だけ見せられない部屋があるそうなのです。
聞くとそこには家中の不用物を押し込んだ「開かずの間」なのだそうです・・・
以下、その事例をイメージとしてお伝えします。
まずその賃貸マンションは、駅近のマンションで、間取りは3LDK、家賃は月19万円です。
こちらには、キッチン、バスルーム、ウォークインクローゼットなどがありますが、
実際に生活をしているのは3つのリビングルームとベッドルームですよね。
上の間取りの赤いところが、実際に生活するスペースと言ってよいでしょう。
計算すると、26.1J(畳)となります。
しかしながら、④のベッドルームは、生活スペースとしては全く使われていない「開かずの間」状態でした。
これは、使われていない「④Bedroom(4.9J)」÷「生活スペースの合計(26.1J)」= 0.18⇒つまり、約18%に相当します。
これを家賃に対して換算すると・・・、
月19万円×18%=3.42万円となり、
この使われていない 開かずの間に毎月3.42万円支払っていることになります。
これは年間(12ヵ月)にすると、約41万円にもなるのです。
整理をしないで部屋を占領してしまうと、これだけ経済的にムダがあることがお分かりいただけましたでしょうか?
もし完全に片付けられるなら、間取りも3LDKではなく、2LDKで良いのかも知れませんね。
整理すると、必ず不必要なものが出てきます。
そのような部屋があるようでしたら、一度整理をしてみませんか?
最後に
今回は片付けによる経済効果をテーマにご紹介しました。
こうやって数字で示されると、片付けをした方が良いと思いませんか?
ぜひパパが主導になってご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。
今回も、お読みいただきまして、ありがとうございました。
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