こんにちは。FPパパの森野です。
前回は「お金に働いてもらおう!」というテーマで資産運用について触れました。
「資産運用」という言葉に抵抗がある方もまだまだいらっしゃると思いますが、そんな方は是非第二回をもう一度お読みいただき「おカネくん」を身近に感じていただけますと幸いです。
今後も資産運用とか投資とか、そんな言葉がたくさん出てきますので、なんとかアレルギー反応を示さずに読み進めてくださいませ。(笑)
資産運用の目的とは?
さて、第三回となる今回は、私が「資産運用を始めたい」という方に必ずお話しているとっても大事なポイントについて書いてみます。
皆さん資産運用って何のためにやると思いますか?
「おカネを増やすため」
もちろんそうですよね。当たり前でごめんなさい。
でも私の場合、実はそれ以上に大事にしている理由があるんです。それは、、、
「将来の選択肢を増やすため」
です。
???よくわからないですよね。これからそれがどういうことなのか説明していきます。
資産運用する人、しない人
今から二人のパパを紹介します。
Aさん、Bさんはお二人とも現在50歳。
お二人には高校三年生の息子さんと中学生の娘さんがいらっしゃいます。
お二人は大好きな子供たちの大学費用として、
40歳から10年間にわたって年間100万円を貯めてきました。
そしていよいよ上のお兄ちゃんの大学入学費用として200万円が必要になりました。
ここまでお二人の条件はすべて同じです。
では何が違うかというと、、、
Aさんは年間100万円を普通預金で貯めていました。
Bさんは、
- 1/3を普通預金で、
- 1/3をドル建ての外貨で、
- 1/3を投資信託で運用していました。
※外貨とか投資信託とかよくわからないという方もいらっしゃると思いますが、資産運用の代表的な一例として挙げているだけですので、中身についてはここではあまり気にせず読み進めてください。
こちらの図を見ながら、お二人がどうやって200万円を捻出するかを考えてみましょう。
Aさんは、当然普通預金から200万円を引き出します。他の選択肢はありません。
一方のBさんはどうでしょう。
投資信託の運用が好調であれば、投資信託の資産を切り崩すことを検討します。
為替が良い時期であれば、外貨資産を切り崩すことを検討します。
どちらも今一つだったら、円預金を切り崩します。
つまりBさんには3つの選択肢があるわけです。
皆さんはどちらの人生の方がよいと思いますか?
言い換えると、皆さんはどちらの人生の方が安全だと思いますか?
いろんな資産を持っておくこと=将来の選択肢を増やすことになります。そしてなにより、将来こうなったときに、どの資産を活用するか選べたら、お得だし楽しいと思いませんか?
まとめ
冒頭でも触れましたが、大事なことなのでもう一度書きます。
「資産運用」というと「どれだけおカネを増やすか」に注目してしまいがちですが、
「将来にどれだけ選択肢を残せるか」というのもそれ以上に大事です。
昨今、金融の世界は日々状況が変わり、将来の予測がますます難しくなってきました。
正直、円の価値が上がるのか、ドルの価値が上がるのか、投資信託の価値が上がるのか下がるのか、金融の世界にいる私たちも確証は持てません。
でもわからないからこそ、どんな状況になっても対応できるように、資産を分散しておくべきです。結果的にその方がリスクを抑えられるというわけです。
多くの方は「リスクをとりたくないから資産運用はやらない」と言います。
私は「リスクに備えるために」資産運用をやっています。
必ずしもどちらが正解、というわけではありませんが、対局の考え方にも触れていただいた上で、お考えいただけたら嬉しいです。
将来の資産を、リスクを抑えながら大きく育てていけるように。
将来の不測の事態にも柔軟に対応し、家族を守っていけるように。
「将来の選択肢を増やそう!」
最後までお付き合いありがとうございました!
次回のテーマは「なにもしない=ノーリスク?を確かめよう!(仮)」です。
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>>パパのためのおカネの話
引き続き、よろしくお願いします