写真補正とは、記憶の中にあるイメージに近づける事
こんな感覚を味わったことありませんか?
澄み切った青空を背景に、写真を撮影!出来上がりの写真を見て「あれ?もっと青空だったような?」
この原因として2つ考えられます。
①カメラの設定の問題
②記憶違い
スポンサーリンク
①の原因として
カメラのホワイトバランスや露出などが大きく影響します。そして、カメラは昨今目覚ましい進化を遂げてきましたが、「人間の目」のレベルには至っておらず、見たままを切り取ってはないです。良い例として「逆光写真」。目で見ている時は、逆光でも顔がしっかりと見えているのに、カメラで撮影すると、顔は真っ黒。シルエット状態です。
②の原因として
時間の経過と共に、記憶があいまいになり、実際の風景は、そんなに青空で無かったのに、青空だったような~?という「記憶違い」によるところも大きいと思います。
今回のパパカメラは、想い出の写真は、極力補正し、自分の「記憶の色」に近づけようというお話です。
ここで1つの写真を見てください!
これは運動会でのワンシーンです。そして私の記憶はこんな感じ・・・
「予報の段階から快晴!気温も例年以上に上がるとのニュースが、朝から流れていました。ジリジリする日差しの中、運動会の会場へ、早朝、場所取りをしてくれたパパ友の額からも大粒の汗が見て取れました。
そんな中、カメラを校庭に向けると、目もくらむ日差しに、目を細めながら、シャッターを押した。
スポンサーリンク
私の記憶をまとめると、こんな感じです。
・澄み切った青空
・目もくらむ、厳しい日差し
・この春1番の最高気温
1週間後・・・
この写真を見た私の感想は、「あれ?もっと青空だったような~」
しかし、実はこの日の空、そんなに澄み切ってはおりませんでした。上空、薄い雲もあり、どことなく「薄い青」の青空で、まさに写真の通りです。
しかし、時間の経過と共に、運動会、当日の記憶は「暑かった!⇒汗がたくさん出た!⇒厳しい日差し!⇒真っ黒に日焼け!⇒澄み切った青空!」と変わっていく。
よって、この写真に対する補正テーマは、「澄み切った青空だ!」
すると、こんな感じの写真が完成!実際はこんな空では無かったのだが、私の記憶に残る空の色は、こちらの方が近く、そして正しい。
◇その他の補正案・・・
昔の写真の補正は、フルカラーで鮮明な写真よりも、セピアや白黒に変えてしまった方が、自分の記憶に近い。また落ち込んでいる気持ちを表現するのも白黒補正は有効である。
パパカメラがテーマにしている家族写真も、自分の心の中の記憶と照らし合わせて、今一度、補正してみるのはいかがでしょうか?
スポンサーリンク
まとめ
写真とは…
実際の風景を、単純に切り取る作品ではない。想い出のイメージに近づけるという「手間のかかった芸術作品」です。皆様の写真の中にも、補正することで蘇る写真は眠っていませんか?